【高校野球】サイン盗みはルール違反?禁止の理由は遅延?罰則も調査!
春と夏に大きな盛り上がりを見せる高校野球!
球児たちの熱闘が感動を呼びますよね☆
そんな高校野球で、時たま耳にする問題行為『サイン盗み』。
問題になるたびにいろいろな意見が出るサイン盗みですが、細かいルールや罰則はあるのでしょうか?
今回は高校野球での『サイン盗み』について、ルールや禁止の理由、罰則などを調査しました!
目次
そもそも『サイン盗み』とは?
高校野球で時たま問題となる行為、『サイン盗み』。
野球に詳しくない人にとっては、なんのことかわからないかもしれませんね!
野球におけるサイン盗みとは、
「相手チームのサインを読み取り、密かに打者に伝える行為」です!
キャッチャーはバッターよりも後ろに座っているので、サインは本来、守備チームとピッチャーにしか見えないもの。
しかし攻撃チームでも、塁に出たランナーにはサインを見ることができてしまいます。
そしてこの塁に出た攻撃チームのランナーは、キャッチャーのサインを見て打者に伝えることができますよね。
この行為が『サイン盗み』と呼ばれています!
『サイン盗み』はルール違反?
高校野球の規定では、サインを読み取ってバッターに伝える『サイン盗み』は禁止されています!
走者やベースコーチなどが捕手のサインを見て打者にコースや球種を伝える行為を禁止する。もしこのような疑いがあるとき、審判員はタイムをかけ、当該選手と攻撃側ベンチに注意を与えすぐに止めさせる。
引用元:高校野球・周知徹底事項
やはり、ランナーやコーチなどがサインをバッターに伝える行為は禁止されているようです。
高校野球の規定で定められていることなので、『サイン盗みはルール違反である』ということがわかりますね(>_<)
しかし実は、全てのサイン盗みが禁止されているわけではないのです!
他の人にサインを伝えなければOK!
実は『サイン盗み』は、厳密に言うと”盗むことも使用することも禁止されていない”のです!
「ルール違反って言ったばっかりじゃん」と思われた人、私も同じことを思いました。笑
高校野球のルールで禁止されているのは、「盗んだサインを打者などの他の者に伝える行為」とされています。
なので、サインを読み取ってランナーが盗塁を試みたり、ピッチャーやキャッチャーがサインを盗んでスクイズを外すなどの行為は認められているのです!
盗んだサインを自らの行動に使うことは、ルールで禁じられていないんですね~(*_*)
あくまで、「他の者に盗んだサインを伝える」という行為が禁止とされているわけですね!
禁止の理由は試合が遅延するから?
高校野球で『サイン盗み』が禁止が決まったのは1998年。
翌年1999年のセンバツから適用されました。
理由については、
「サイン盗みが横行するとサインを複雑化したりする必要が生まれ、試合進行の妨げになり遅延に繋がる」
という声が上がったために、禁止になったと言われています!
たしかに、盗まれないようにわかりづらく複雑なサインになると、一球にかかる時間は長くなるかもしれませんね・・・(-_-;)
ルール違反をした場合、どんな罰則があるの?
では実際に『サイン盗み』を行った場合にどんな罰則があるのか、気になりますよね!
実は・・・特に決められた罰則規定はないそうです(゚д゚)!
先程紹介した”高校野球・周知徹底事項”では、「注意を与えすぐに止めさせる」という記述に留まっています。
なので選手が処罰を受けたり無効試合になったり、といったような厳しい罰則はないようですね!
注意を受けるだけとは・・・ルールで禁止が定められているにしては、なんだかちょっとゆるいですよね(*_*;
厳しい罰則を設けないことには、『サイン盗み』が完全になくなることはないのではないかな~と個人的には思ってしまいますね(>_<)
まとめ
高校野球の『サイン盗み』についてご紹介しました!
高校野球で時たま耳にする『サイン盗み』。
全てのサイン盗みが禁止されているわけではないということがわかりましたね。
他の人に伝えた時点でルール違反ということでした!
また、特に決められた罰則がないのも驚きでした(@_@)
少しでも厳しい罰則を設ける必要があるのではないかな、と思います。
今後の高校野球にも注目ですね!