お年玉が始まったのはいつから?起源はお餅!?子供にあげる由来は?
子供が楽しみにしている新年の行事といえば、間違いなく【お年玉】ですよね!
私も子供の頃は、お正月の親戚の集まりが大好きでした☆笑
今となっては渡す側になってしまったので、あまり好きな行事ではないんですけどね・・・(>_<)
そんな子供に嬉しいお年玉ですが、いつから始まったものなのでしょうか?
実はお年玉にはとっても古い歴史や意味があるんです♪
今回はお年玉について、起源や意味、子供にあげるようになった由来などをご紹介いたします^^
お年玉の歴史はいつから始まった?
今では、お正月の行事として定着している”お年玉”。
そんな”お年玉”の歴史はとても古く、鎌倉時代の頃から習慣があったと言われています!
鎌倉時代というと、平家が滅びて源頼朝が征夷大将軍になった時代。
そんなに昔から”お年玉”の風習があったとは・・・かなり古い歴史のある行事だということがわかりますね☆
お年玉の起源は”お餅”だった!
”お年玉”はお金が一般的な現代ですが、実はもともとは『お餅』が起源でした!
古くから、お餅は『魂』を象徴するもので、とても大きな意味を持っていました。
そんな特別な意味を持つお餅を食べることで、「新年の神様『年神様』から1年分の力を授かる」と考えられていたそうです!
『年神様』は鏡餅に依りつくとされていて、その鏡餅には御霊が宿ると信じられていました。
これを年のありがたい賜物であるとして、『年賜(としだま)』や『年魂(としだま』と呼んでいたそうです!
この魂が宿ったお餅を家長が家族に分け与えていたのが、お年玉の由来だと言われているんです☆
そしてこの”お餅を食べる”という行為から、今でもお正月の定番料理となっている『お雑煮』にお餅を入れて食べるという習慣が生まれたそう(゜゜)
お正月の行事や食べるものには、全てに深い意味があるということがわかりますよね☆
お金が主流になったのは意外と最近だった!
「力を授かる」といった意味があったために、お餅が一般的だった昔のお年玉。
お年玉にお金が用いられるようになったのは、江戸時代の頃からと言われています。
ただこの頃はまだお金だけでなく、もちろん定番のお餅も贈られていましたし、
武士は太刀、町人は扇、医者は丸薬などなど、自分の職業に関する品物を贈っていたこともあったそうです!
年始の贈り物は総称して『お年玉』と呼ばれていたんだとか☆
本格的に「お年玉=お金」の習慣へ変化したのは、高度経済成長期の頃からだと言われています。
都市部を中心に、お金のお年玉が浸透していったんですね!
高度経済成長期というと昭和30年代後半頃・・・ということはかなり最近ですよね(゚д゚)!
お餅や品物を贈っていたという歴史は意外と長かったということですね☆
なぜ子供だけ?大人には『お年玉』がない?
元々は、目上の人から目下の人に贈られていたお年玉。
昔は子供に限らず、老若男女が貰うことができました。
しかし昭和30年代頃から、対等な関係である大人同士のやり取りには『御年賀』や『御年始』が用いられるようになります!
そのことから大人同士のお年玉にお金を用いる機会は減り、子供にお金をあげる習慣が残ったんだとか。
なので御年賀は、”大人のお年玉”というわけです☆
なので「大人にお年玉がない」のではなく、「呼び方が変化した」ということになるわけですね^^
まとめ
お年玉についてご紹介しました!
調べてみると、深くて長い歴史があったお年玉。
今では「子供にお金を渡す」ことが一般的ですが、起源はお餅が用いられていました!
時代とともに、伝統行事も変化を遂げているのですね~☆
これからも大切にしたい習慣ですね^^