【野球】プロテクトって何?FAや人的補償?内容や意味を詳しく解説!
プロ野球のシーズンオフになるとよく耳にする【プロテクト】。
プロテクトに関係する『FA』や『人的補償』といった言葉も、プロ野球ではよく聞かれますよね!
しかし聞き馴染みはあっても、具体的な意味まではわからない人も多いのではないでしょうか?
今回は野球における『プロテクト』について、意味や内容を詳しくご紹介いたします^^
プロテクトを理解するには、”FA”と”人的補償”の理解が必要!
プロテクトを結論から説明すると、野球におけるプロテクトとは『FAで発生する人的補償から、手放したくない選手を球団が守ること』です!
しかし”FA”や”人的補償”といきなり言われても、詳しくわからないことが多いですよね(._.)笑
私の家族は、野球が大好きな父親の影響で野球好きな一家です!
父親はプロテクトもFAも人的補償についてもちろん完璧に知っていましたが、私と母親は言葉を知っているレベル。
野球経験者の弟でさえ、詳しく説明することはできませんでした!
野球好きでも、実は意外と知らない人が多い制度なんですよね・・・。
なのでまずは、プロテクトを説明するときに外すことのできない『FA』と『人的補償』について説明していきます!
1つ1つを理解しないと、プロテクトを理解できないのが厄介なところ・・・(>_<)
どうか最後までお付き合いくださいね^^笑
FAとはどんなもの?
プロテクトを説明するにあたり、外すことができないのがフリーエージェント制度です!
フリーエージェント制度とは、
・いずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ選手のことをいい、「国内FA」と「海外FA」がある。
・「国内FA」は、NPB組織のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ。
・「海外FA」は、海外のいかなるプロ野球組織の球団も含め、国内外のいずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ。
引用元:日本野球機構公式サイト
日本のプロ野球では、1993年のオフに導入された制度になります。
25年前に生まれたという、意外と新しい制度だったのですね~(@_@)
このフリーエージェント制度は”FA”と呼ばれ、一定期間以上(最低8年)一軍でプレーしてた選手に与えられる権利です!
選手がFA宣言をすると、プロ野球の全球団と契約の交渉ができる権利をもらうことができるのです!
ドラフトで入団した選手は、かならずしも自分の好きな球団に行けるというわけではないですからね。
その部分を補う意味もあるのだと思われます☆
人的補償とはどんな意味?
選手がFA宣言をして交渉がまとまり他球団への移籍が決まると、移籍先の球団からなんらかの”補償”を受けることができるんです!
このときの補償には、
①金銭を支払うことにより話をまとめる『金銭補償』 ②見返りの選手を要求することができる『人的補償』 |
上記の2つの対応があります!
年俸が高いAランクやBランクの選手がFA宣言をした場合、金銭だけでなく代わりとなる選手を要求することができるんです。
これを『人的補償制度』というわけですね~☆
たしかにFA宣言した選手が球団にとって主力戦力選手の場合は、お金だけもらっても困りますよね(*_*)
なので『人的補償』というのはすぐに戦力になる選手を補填する、という意味の制度だということが言えるわけですね^^
そして『人的補償』が行われるときに、初めて【プロテクト】という言葉が出てくるわけなんです!
プロテクトとは『獲られたくない選手を守る制度』!
FA宣言した選手の代わりに、移籍先の球団から見返りの選手を要求できる人的補償制度。
ここまでは理解していただけたと思います!
そしてこの人的補償で要求できる選手ですが、実はどんな選手でも好きに獲得することができるというわけではなく・・・
移籍先の球団が、”獲られたくない・手放したくない選手”を28人リストアップすることができるんです!
この28人の選手たちは『プロテクト枠』や『プロテクトリスト』と呼ばれ、球団にとって最も重要な戦力というわけですね☆
なので、この『プロテクトリスト』に名前のない選手から、見返りの選手を選ぶということになるわけです!
いくら良い選手をFAで獲得できても、球団の主力メンバーを引き抜かれたらたまったもんじゃないですもんね(-_-)
ちなみにプロテクト枠とは別に、その年にドラフトで獲得した新人選手や外国人選手も人的補償の対象外となります。
以上のことから、プロテクトは「流出させたくない選手を守る制度」ということがわかると思います^^
まとめ
野球における『プロテクト』についてご紹介しました!
一言で説明するのは非常に難しいプロテクト制度。
FAや人的補償の意味を理解している人であれば簡単にわかることですが、そこの部分を理解していないとなかなか難しい制度ですよね(-_-)
意味を理解していると、野球はシーズンオフでも楽しめることが意外と多いので、ぜひこれを機に理解を深めてみてくださいね^^