プリウスの事故が多いのはシフトが原因?操作が難しくて高齢者は危険?
昨年より、全国各地で多発している交通事故。
特に、高齢者の事故が頻繁に起きていますよね。
そして事故を起こす車が『プリウス』という確率がかなり高い・・・。
相次ぐプリウスでの事故に、なんと「プリウスミサイル」といった言葉まで誕生することに。
あまりの多さに、プリウスの性能が問題視される事態にまで発展しています(>_<)
果たして、本当にプリウスに問題があるのでしょうか?
元トヨタ系ディーラーで働いていた私にとって、プリウスが悪く言われるのはちょっと悲しいのです。
そこで今回は、相次ぐプリウスでの事故について、原因や問題を私なりに調査したいと思います!
『プリウスミサイル』とは?
4月中旬、東京の池袋で痛ましい事故が起こりました。
多くの通行人を巻き込みながら進み、横断歩道を渡っていた母親と女の子が亡くなった悲惨な事故。
このとき事故を起こした車は『プリウス』でした。
そして5月15日、千葉県市原市でまたもや重大な事故が発生。
公園の砂場で遊んでいた園児に車が突っ込み、保育士の女性が骨折のケガを負ってしまいました。
この事故を起こした車も『プリウス』。
逮捕された男いわく、「車が急発進した」とのこと。
池袋の事故でも加害者は「アクセルが戻らなかった」と話しています。
プリウスでの急発進事故が多いことから、『プリウスミサイル』という言葉も生まれました・・・。
加害者の言い訳ではなく、本当に性能の問題なのでしょうか?
プリウスでの事故は車の問題?
相次ぐ『プリウス』での事故。
あまりにも多いため、ネットでは「車に問題があるのでは?」と言った声まで聞かれます。
たしかに、これだけ多いとそのように思う気持ちもわかりますよね(._.)
ご存知の方もいるかもしれませんが、今の車は全てコンピューターで動いています。
いつブレーキを踏んだのか、アクセルを踏んだのか、どんな不具合が車に起きたのか・・・
運転手がどんな運転をしたかが、細かくコンピューターに記録されているんです。
ブレーキを踏んだならそう記録されるハズですし、ましてやブレーキ痕が残るハズ。
アクセルが戻らなかったり、急発進したとしても記録が残るハズです。
それらの記録が表に出ないということは、加害者側が嘘をついているか、はたまたメーカー側に隠したい事実があるのか・・・。
ただ、コンピューターが必ずしも正確だとは言い切れません。
しかし、加害者の言うことが絶対だという証拠もありませんよね。
なので、ここでは「どちらが悪いのか」「嘘をついているのか」などについて断言することはできませんね(>_<)
ただ個人的には、車は悪くないのではないかなと思います。
自動運転では限り、運転しているのは人間ですしね・・・。
自分の運転で事故を起こしたことは、決して消えない事実です。
亡くなった被害者がいることを絶対に忘れてはいけないですし、しっかりと罪を償わないといけません。
加害者には、そこを勘違いしてはいけないと強く思いますね!
プリウスの事故が多いのは『シフト』が原因かも?
それでも、実際に『プリウス』での事故が多いのは事実です。
ではなぜそんなにプリウスでの事故が多いのか・・・
個人的には、「シフトの分かりづらさ」が原因だと思います。
プリウスに乗ったことがある人はわかると思いますが、プリウスのシフトノブはかなり分かりづらい!
初めてプリウスに乗る人は必ずといっていいほど、操作の仕方で困惑すると思います。
私は1年前までトヨタ系のディーラーで働いていました。
勤務中に出かける際には試乗車を使用するのですが、プリウスは意識的に避けていたのを思い出します。
3ナンバーなので車幅も大きく、セダン系なので前も後ろも長い。
また、後ろも見づらくて運転しにくい・・・。
そして極めつけ、シフトノブの操作が分かりづらい。
こんなに文句を言っている私ですが、実家ではプリウスを所有しています(-_-;)
シフトが分かりづらい、乗りづらいという個人的な思いはありますが、何か問題や不具合が起きたことはこれまで1度もありません。
なので、正しく乗ればもちろん問題なく乗れる車であることは間違いないですよ!
高齢者には『シフト操作』が難しすぎる?
具体的に、プリウスの『シフト操作』がどう難しいのかと言うと・・・
シフトを動かしても、ノブが真ん中に戻ってしまうのです。
Dに入れようがRに入れようが、その場でシフトノブが留まることはありません!
プリウスのシフトは、常に同じ位置に存在しているのです。
プリウスのシフトレバーがわかりづらいという話を聞いて
いい画像があったので貼っとく。
シフトレバーは常に同じ位置にある
。方向を入力後、 同じ位置に戻る。ゲーセンの十字レバーみたいなこと。
シフトレバーの位置では今、進むのかバックするのか、わからない
正面のデジタル表示を見るしかない pic.twitter.com/GB24laaWP5— しゃむねこ (@ksyamuneko) May 15, 2019
老人がよく間違えるプリウスのシフトパターンがこちら
ハイブリッドシステム起動
↓
D(ドライブ)
↓
B(エンジンブレーキ)
↓
N(ニュートラル)
↓
R(リバース)
↓
P(パーキング) pic.twitter.com/qwEbh3DLwm— たかのり (@takacb400_la100) May 15, 2019
なので今どのシフトに入っているのか、シフトノブを見ただけで判断することができません。
もちろん、これは正常。
今のシフトがどこなのかは、メーターの部分を見て判断することになるわけです。
実際に乗ってみると、その怖さや操作の仕方が分かりづらさを感じると思いますよ。
ちなみに、P(パーキング)はボタンを押すだけ。
20代の私でも操作しづらいと感じるので、高齢の方はもっと不便に感じるのではないでしょうか。
プリウスでの事故が、エンジンをかけて発進するときに多いのはこれが原因なのかも?と思ったり・・・。
個人的にも、このシフトノブは改善してほしいと思うところですね。
まとめ
プリウスでの事故が多い原因について考えてみました。
車の性能が問題なのでは?という声も多いですが、実際のところ断言はできません。
ただ、車のシフトの操作が分かりづらい点は個人的にも改善してほしいです。
この問題が原因になっている可能性はありえるな、と思います!
これ以上、痛ましい事故が増えないことを祈るばかりです。