試乗車の長期貸出はできるの?問題が起きた場合は?元ディーラー社員が解説!

 

茨城県を走る常磐自動車道で、あおり運転の後に暴行した男性。

今朝のニュースで大きく取り上げられましたね!

車種やナンバーが特定されていましたが、なんとこの車が試乗車だったと判明(゚д゚)!

貸し出しをしていた事業所によると、昨日の夜に返却されたとのこと・・・。

逮捕まで秒読みと見られている今回の事件ですが、そもそも試乗車を長期間貸し出ししてもらうことはできるのでしょうか?

また、このような問題が起きた場合はどうなるのでしょうか?

今回は試乗車の貸し出しについて、トヨタ系ディーラーの元社員目線で解説していきます!

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試乗車の目的は?

意外と知られていませんが、ディーラーには『試乗車』以外にも車は存在します!

ディーラーには大きく分けて、『試乗車』・『展示車』・『社用車』の3つが存在。

それぞれを細かく説明すると・・・

 

■ 試乗車・・・実際にお客様に乗って走行してもらい、その車の体感してもらうためのもの。

■ 展示車・・・展示が主な目的で、店内でお客様に見て触れてもらうためのもの。(駐車場に並べてある場合も!)

■ 社用車・・・主に代車として使われれるためのもの。社員が使う場合も。

 

それぞれの目的は、ザッとこんな感じ。

また『試乗車』『社用車』は、公道を走ることができるように”ナンバー”がついていますが、展示車は展示が目的のため、ナンバーはついていません!

実際に公道を走らなければならない場合には、”仮ナンバー”をつける義務があります。

ディーラーには『試乗車』以外にも存在するということがわかってもらえたかと思います☆

試乗車は長期貸し出ししてもらえるの?

試乗車の目的は、『お客様にその車を実際に体感してもらうこと』です!

なので、1人のお客様に試乗車を長期間貸し出しすることはまずありえません!!

当たり前ですが、ディーラー側としては1人でも多くのお客様に車の良さを体感してもらいたいんですよね。

しかも試乗車は”新型車”の場合が多いので、長期で留守となると、正直商売になりません。

1番売りたい車がないなんて・・・ありえないですからね!

そのため、試乗車の試乗はスタッフが同乗の元、近場の試乗のみが一般的。

時間にして、せいぜい長くても30分くらいだと思います!

中には、「家の車庫に入れてみないと感じがわからない」というお客様もいましたが、それでも往復で1時間ちょっとの人が多かったです。

また試乗車は、同じ車種が全店に配車されることはまずありえません。

私が勤めていたディーラーは、県内に50店舗以上とかなり大きな会社だったのですが、新型の試乗車が配車されるのは、規模の大きな店舗のみ

店舗で譲り合いながら、数台の試乗車を全店で共有するんです。

これが1人に長期貸出されたら・・・自分の店舗だけでなく、周りの店舗にまで迷惑をかけることになりますからね!

普通は、長期貸出ということはまずありえません(._.)

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ただし、例外も存在する!!

基本的にはありえない『試乗車の長期貸出』

しかしごくまれにですが、例外も存在します。

どんな例外かというと・・・

主に、点検や修理に想像以上に時間がかかったりする場合です!

修理のためにお預かりしていた、お客様の車を預かる場合の『代車として貸し出しする』というときですね。

しかしそれも、ディーラー側に不手際があって修理日数が伸びてしまう場合やむおえず・・・という場合がほとんどです。

ちなみに店舗によっては、新車の納車が車検が間に合わない場合に貸し出しすることもありました!

しかしこの場合も、ディーラー側のミスで納車が間に合わないこと以外はまずありませんね。

私は10年間勤めて3店舗を経験しましたが、その中で試乗車を貸し出ししたのは2店舗で2件

期間はどちらも1週間前後。

2週間以上や1ヶ月以上などの貸し出しは確実にありえないのではないかな、と思いますね。

またどちらの場合でも、優先されるべきは店舗にある『社用車(代車)』なので、試乗車を貸し出すことはかなりの確率でありえないことです!

ちなみにもし試乗車を貸し出す場合、ディーラーが長期休みに入る『お盆』『年末年始』をまたがないように配慮されます。(1度返却してもらう、代車と交換する・・・など)

今回のBMWはどんな理由で貸し出していたのか・・・気になるところですね。

理由が分かり次第追記していきます!

問題が起きた場合はどうなるの?

通常ディーラーで代車を借りる場合、書類にサインが必要になります。

貸出期間や貸し出しする車種免許証のナンバーやキズの確認など、必要な項目にサインすることが義務付けられています!

もちろん代車には車両保険がかけられていますので、事故を起こしてしまった場合には保険で修理することが可能です。

ただ、免責が発生する場合がほとんどで、5万円ほどは自己負担が必要に・・・。

いくら説明しても、社用車で事故を起こしてしまう方はいるんですよね(-_-;)

今回の事件で言うと、暴行を受けた男性は殴られた衝撃でブレーキから足を離し、前に停めていたBMWにぶつかってしまいました。

この場合もBMWは保険を使えるハズですが、暴行を加えた男性は免責でいくらか自己負担が発生するでしょうね!

そもそもあおり運転&暴行を加えているので、事故に関係なく逮捕ですが。

貸し出しの際に書類にサインしているはずなので、逮捕も時間の問題ですね(._.)

まとめ

試乗車の貸し出しについてご紹介しました!

基本的にはありえない『試乗車の長期貸し出し』

もちろん例外も存在しますが、ディーラー側のミスや不手際でお客様に迷惑をかけてしまう場合のみに限ります。

普段の点検や新車納車待ちでは、代車がない場合でも試乗車の貸し出しは行われません!

「ディーラーにお願いすれば試乗車を貸してもらえる!」と簡単に考えないほうがいいですよ~。

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